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バージョン: v8

自分らしさを!Ionic テーマ

今までは、単なるカメラアプリを壮大なフォトギャラリーに発展してきました。では、Ionic のテーマ設定でフォトギャラリーを独自のものにする方法を見てみましょう。このアプリのビジュアルデザインは非常に重要で、幸運なことに、Ionic はすぐに使える多くの柔軟なテーマを提供してくれます。

Ionic には CSS 変数として定義された 9 つのデフォルトカラーがあり、UI コンポーネントのカラーを変更するために使用できます:

A chart showing Ionic's nine default colors with their hex codes.

base、contrast、shade、tint プロパティを指定することによって、各カラーをさらにカスタマイズできます。これらにより、スタイルを柔軟にコントロールできます:

Table detailing the properties for customizing the primary color in Ionic, including base, contrast, shade, and tint.

これらのカラーは src/theme/variables.scss 内に定義されていることがわかります。

これらの変数をあちこちで変更することで、アプリケーション全体のテーマを簡単に更新することができます!いくつかの色を変更して、DevApp でアプリの更新を見てみましょう。例えば、Primary のデフォルトの青色を紫色に変更します:

/** Ionic における CSS 変数 **/
:root {
/** primary **/
--ion-color-primary: #b36bff;
--ion-color-primary-rgb: 179, 107, 255;
--ion-color-primary-contrast: #000000;
--ion-color-primary-contrast-rgb: 0, 0, 0;
--ion-color-primary-shade: #9e5ee0;
--ion-color-primary-tint: #bb7aff;
}

アプリの UI 用にカスタムカラーパレットを作る最も簡単で強力な方法は、Ionic のカラージェネレーターです。色の 16 進数の値を変更すると、埋め込まれたデモアプリに新しい色が自動的に反映されます。変更が終わったら、生成されたコードを直接 Ionic プロジェクトにコピー&ペーストします。

しかし待ってください、まだあります!Ionic は、アプリケーションが実行されているデバイスに基づいて、プラットフォーム固有のスタイルを自動的に提供し、ユーザーが慣れているネイティブなルック・アンド・フィールを与えます:

Comparing the native look of an Ionic app on iOS and Android platforms.

私たちのアプリでは、これはヘッダーとアイコンがどのようにスタイルされているかで、はっきりと見えます。

もし一貫性が必要な場合は、プラットフォームに関係なく同じモードを使用するように Ionic に指示できます。例えば、マテリアルデザイン(Android プラットフォームのスタイル)を適用するには、App Module クラスでグローバルに設定します。src/app/app.module.ts を開き、そして mode プロパティを設定します:

imports: [
BrowserModule,
IonicModule.forRoot({
mode: "md"
}),
IonicStorageModule.forRoot()
],

これで、iOS 版のアプリにマテリアルデザインのスキンが追加されました!

An Ionic app with Material Design styling applied on an iOS device.

CSS 変数とプラットフォーム固有のスタイルを使用すれば、とても魅力的な Ionic アプリケーションを簡単に作成できます。これで、Ionic を使い始めるために必要なものがすべて揃いました。

素晴らしいアプリ作りに旅立ちましょう!